今年度テーマ
「日常にもう一度彩りを。」
2020 年、世界中に猛威を奮っている新型コロナウイルスにより私たちの日常が奪い去られた。
かつて当たり前にできていたことがリスクとなり、学生の課外活動もオンラインでの活動となった。もはやかつての日常に戻ることは叶わないのだろうか。
今はまだわからない。それがいつになるかもわからない。しかし、一つだけはっきりとしていることがある。
私たちの日々の活動は決して新型コロナウイルスに奪われていいものではないということだ。だから、新しい日常をわたしたち学生の手で創り出そう。
いまや白黒のように単調な日々が続いてしまっている日常に、一生に一度しかないかけがえのない仲間たちとの四年間にもう一度この手で色を塗ろう。
かつて緒方洪庵はコレラが流行した際、迅速にその予防法をまとめ当時の医者100 人に配布したという逸話が残されている。そして、このことによって多くの人が救われた。
今度は僕たちの番だ。いつまで続くかわからないこの疫病を、正しく恐れ、正しく身を守ろう。
僕たちの文化はもう誰にも奪われない。
四年しかないこの一瞬を。
合言葉は「ウィズコロナ」で。
さあ、
「日常にもう一度彩りを。」
開催経緯について
実行委員長挨拶
委員長よりご挨拶申し上げます
この度は2020年度まちかね祭のホームページへのご来場誠にありがとうございます。(今回はオンラインでもまちかね祭を行いますので「来場」という言葉を使わせていただきました。)
今年度まちかね祭は「日常にもう一度彩りを。」というテーマで大阪大学豊中キャンパスとまちかね祭公式ホームページの2会場で開催いたします。
新型コロナウイルスへの対策が叫ばれるこのご時世ですが、私たちは他の多くの大学祭とは異なり、オフライン来場者を学内関係者及び近畿圏の高校生に限り、豊中キャンパスでの対面開催を選択しました。
様々なご意見があることは承知しています。
しかしながら、大学は「ただの」学ぶ場ではありません。様々なバックグラウンドを持つ多様な人々が集い、知を探求する場です。そして、その多様性には学生による課外活動がもちろん含まれます。
学生による課外活動の火を絶やさずこれからも精力的に活動できるよう、できうる限りの感染症対策を尽くし、関係者の皆様のご協力もあり、開催にこぎつけることとなりました。
私たちは決して半端な対策を行いません。やるならば徹底的にという姿勢でこのまちかね祭を乗り越えていく所存です。
この疫病への対応には正解は存在しないと考えています。正解は存在しないと言うよりは正解は大学祭の数だけあると言った方が正しいかもしれません。
ご来場の皆様、オフラインでの来場の際には検温やマスクの着用、アルコール消毒や入場制限などへのご協力をお願い致します。
オンラインでのご来場にはマスクは必要ありません。ご自宅から大阪大学の誇る多様な学生団体の成果を感じていただければ幸いです。
私たちの日常は決してコロナに奪われたままではありません。
みんなでもう一度、色を塗ってやりましょう。
素晴らしい大学祭を皆様と共に、ウィズコロナで。
11月20日から三日間、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
2020年10月17日
大阪大学大学祭中央実行委員会
委員長 大谷真寛
まちかね祭の沿革
まちかね祭ができるまで
まちかね祭とは毎年11月の初めに大阪大学の豊中キャンパスで開催される大学祭のことです。
以前より行われていた「体育文化祭」が1960年に「大学祭」と改められたのがはじまりで、今年で61回目の開催となりました。
「まちかね祭」という名前は、大学祭が大学公認のイベントになった1996年に公募により決められたものです。